保育士として働きながら、育児をしています。今回は、赤ちゃんの追視について、追視の発達的な意味合いや、追視の時期、練習方法を書いていきます。
- 赤ちゃんが追視しない。追視はいつからする?練習方法と、追視の意味
- 新生児の終わりごろから生後1ヶ月に追視する子が多いけど、成功率は50%以下
- 生後3ヶ月、生後4ヶ月の赤ちゃんが追視しない。追視よりも、床の触感、タオルの食感が気になる時期
- 追視の練習方法。色選びが大切で赤・黒・白を意識して手作りのもので練習
- 追視の発達的な意味。動くものを見る、目と脳の繋がり。ただ、毎回するわけじゃない、気まぐれ
- 新生児期、生後1ヶ月は赤ちゃんの体の維持が大切なので、外部刺激は多すぎないのが良し
赤ちゃんが追視しない。追視はいつからする?練習方法と、追視の意味
保育士として働きながら育児をしています。(私の息子はもうすぐ1歳です。✨)
赤ちゃんの追視なんですが、【動くものを目で追う】ということです。
なんですけど、一般の方がイメージする追視と、われわれ保育士としての追視は、少々ズレがあるので、それも今回は書いていきます。
たとえば、
【赤ちゃんの追視は、100発100中で赤ちゃんが目で追う。】と思ってらっしゃる方もいるんですが、
実際は、まぁ、30%~10%くらい、
1日のなかで、10回、赤ちゃんの前でおもちゃを動かしたら、それを2回くらい目でおえれば充分に追視というところなんですね。
ということで、今回はこの【追視】についてを詳しく書いていきます。
新生児の終わりごろから生後1ヶ月に追視する子が多いけど、成功率は50%以下
追視は新生児の終わりごろから、生後1ヶ月くらいの時期にする赤ちゃんが多いです。
ちなみに、私の赤ちゃんは生後25日目から追視が始まりました。
で、さきほども話したように、追視はいつも、ものを目で追えるわけじゃないです。
いつもいつも、ものを追視するわけじゃないですんですね。
大人も、いつもいつも、目の前のものを目で追うわけじゃないですよね、それとおなじで赤ちゃんも、常に追うわけじゃないです。
成功率は10%~50%くらい、と思っておいて、そのくらいできたら、追視できた!としてoKです。
追視のポイントは、毎回を目で追う、よりも、目の追える角度の広さが大切だったりもします。
左右の端というか、180度の視界に動くものを追えるか。というところですね。☺☺
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生後3ヶ月、生後4ヶ月の赤ちゃんが追視しない。追視よりも、床の触感、タオルの食感が気になる時期
生後3ヶ月、生後4ヶ月の赤ちゃんが追視しない、ということを次は書いていこうと思います。
生後3ヶ月4ヶ月なんですが、メリーのおもちゃを飽きる時期でもあって
(メリーからジムに移行するかんじの時期です。)
この生後3ヶ月、生後4ヶ月の赤ちゃんの時期は、追視というレベルをもうとっくに過ぎているんですね。
追視よりも、いつも寝ている布団シーツの触感とか、
お気に入りのタオルを噛んだ食感とか、そっちが楽しくなる時期になってきます。
なのでこの時期の赤ちゃんは追視しないというより、手でおもちゃを持とうとしたり、追視より高度なことをしようとしています。😀😀
赤ちゃんと目が合わないことで悩む人もいますが、
この時期の赤ちゃんは、まだまだ【人と目を合わせる】ということが出来ない赤ちゃんも普通です。
お母さんや、人と目が合うようになってくるのは生後5ヶ月の離乳食くらいの時期や、
もっとコミュニケーション能力が大きくなり、コミュニケーションの仕方の個性差もでてくる生後10ヶ月くらいが目安でも良いですね。
自閉症などの発達障害の、コミュニケーション能力の特性で目が合わない、合いにくいというのは、1歳半検診での項目になるので、
赤ちゃんの段階ではまだ、判断が難しいところになります。
追視の練習方法。色選びが大切で赤・黒・白を意識して手作りのもので練習
追視の練習方法について、ここからは書いていこうと思います。
追視なんですが、追視させるものの色選びが大切です。
新生児期、生後1ヶ月のの赤ちゃんの時期は、赤・白・黒のものが1番みやすいんですね。
なので、それで練習するのがおすすめです。
ちなみに私の赤ちゃんは、私がもともとパンダが好きなので、このパンダのぬいぐるみで追視をしたんですが、
手作りのものでも、追視練習してます。
黒や赤の折り紙をそのまま、赤ちゃんの顔のちかくで動かすだけでも追視の練習になるんですが、
ちょっと工作しますね。
折り紙を、りんごと星の形にきって、白の画用紙にテープで貼り、クレヨンで模様も書きました。
追視のおもちゃは、このように5分くらいで簡単にできあがります
このように、ゆっくり、赤ちゃんの顔の前で左右に動かしてあげてください✨
(この写真は、実際に私の赤ちゃんが新生児期のときのものです。)
注意点として、
この折り紙のおもちゃですが、生後5ヶ月ごろから、1歳半ごろまで、赤ちゃんはなんでも口に入れるようになるので、その時期には使えなくなります。
追視の発達的な意味。動くものを見る、目と脳の繋がり。ただ、毎回するわけじゃない、気まぐれ
追視の発達的な意味を説明します。
動くものを目で追うことで、
目で見たものを→脳が認識して→目線をうごかす
脳と目が認識して繋がっているという赤ちゃんの発達の重要な(基礎的なところの)成長がわかります。
これから、赤ちゃんがおもちゃとかを自分で持てるようになるにも、
まずは、物を目で認識して、目線で見ることが大切になるので、重要な発達段階ですね。
毎回、ものを目で追う、追視する必要はなく、時々できればOKというところもポイントです。
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新生児期、生後1ヶ月は赤ちゃんの体の維持が大切なので、外部刺激は多すぎないのが良し
さて、ここまで赤ちゃんの追視の意味や練習方法を書きましたが、
新生児や生後1ヶ月の時期は、赤ちゃんがまだ、お母さんのお腹から出たばかりで、この世界に順応してもらうことが大切で、それだけでも疲れるので、
赤ちゃんにあまり、外部の刺激をたくさんは与えないで良い。とも言われています。
なので、追視の練習はちょっとで大丈夫。
私も、この時期の赤ちゃんには、1日5分もしてないですし、毎日もしていません。
なので、ほんとうに気が向いたときに、母親の休憩も優先しながら練習してみてください😀😀
ということで今回は、赤ちゃんの追視についてを書きました😀😀
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