前回のつづきになります。
私は赤ちゃんを守るために、旦那と離婚すべきだ。と思いました。
発症から、わずか2日後のことです。
強迫観念・加害恐怖の発症編つづき。赤ちゃんを守るために離婚したい、しかし、答えはそこには無いこと
義母は、「また来るからね。うたちゃんも、しんどいときは休むのよ。私が来るから。」と言って、シュークリームを置いて帰っていきました。
幸せでした。
旦那も優しく、赤ちゃんも可愛く、義母も支えてくれる。
私はほんとうに幸せだったんです。
ですが、
赤ちゃんをコロすような気持ちになる私が、赤ちゃんの隣にいること、適正ではありませんでした。
適正ではない。と思ったのです。
私は、泣きながら泣きながら、
旦那のことも、生後8ヶ月の赤ちゃんのことも大好きだけど、赤ちゃんのために離れよう。と思いました。
旦那に真実を伝えて、離婚したいと伝えた。旦那からは、どうしてそんなことで?!と信じられない答えが。
号泣しながら、号泣しながら、旦那に伝えました。
・赤ちゃんを殴る気持ちになったことは嘘であること
・ほんとうは、コロす気持ちになったこと
・本心ではないこと、私は赤ちゃんが大好きなこと
・だけど私の心は壊れていて、私は犯罪者になる可能性があること
・私は壊れても良いから、なんとしてでも、赤ちゃんを守りたいこと。
・母親で保育士の資格も持つ私から、本来なら親権を取るなんて不可能だけど、いまなら出来るから、いますぐに離婚して赤ちゃんを守って欲しいこと
泣きながら、泣きながら、旦那に伝えました。
旦那は、キョトンとした表情で、
「どうしてそんなことで離婚になるの?凶暴な気持ちになることくらいあるじゃないか。」
と言いました。
そんなことくらいで離婚なんてしないよ。と。
私はこんなにも、犯罪者のようなことを言っているのに
旦那は、「どうしてそんなことで?!」と笑っていたのです。
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旦那のいう、「世の中、ぶん殴りたい人もいるけど、みんな殴らず生きてる。うたはそれを見てない。」
旦那に言われました。
世の中、ぶん殴りたい!ぶっ壊したい!って思う人とかいるけど、
みんな、なんやかんやでそんなことせずに、なんやかんや進んでる。
けど、うたは、今回はじめてそれに直面したから、びっくりしてるんじゃない?と。
たしかにそうでした。
ある意味、恵まれていたんだとおもいますが、私はいままで、心の中であっても、人に暴力的なことを考えたことはなかったんです。
けど、旦那は、信じられないことに、しょっちゅうそんなことはあるらしいんです。
暴力的な思考のない私には信じられませんが。
そして旦那に、
「育児疲れが、こころの緩みを産んで、その感情がうまれ、平和主義者なうたが、その気持ちでいっぱいいっぱいになって苦しんだだけだよ。」と言ってくれました。
回復中のいまだから思えますが、これこそ、強迫性障害で囚われている人と、囚われていない人の違いですね。
だから、離婚する必要はないし、普通にしていたら良いと言ってくれたんです。
強迫性障害、加害恐怖という言葉を知る。
精神科受診まで3週間。
私は、なにか解決のヒントになれば。。。と思い、ネットで調べました。
すると、
強迫性障害・加害恐怖という言葉を見つけました。
強迫性障害。。。。。
私には、強迫性障害といえば、手洗いを何度も何度も何度も何度もしてしまう人。ということしかイメージなかったので、
このときは、強迫性障害・加害恐怖の言葉を知っただけで、
「私はもっと犯罪者みたいなやばい事を思ってしまうから、これじゃない気がする。」と思い、
これ以上の情報は、ネットから得ることは出来ませんでした。
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病院受診までの3週間。思想が起きる度に、震えながら赤ちゃんから逃げて、自分を見失っていく。
旦那から言われたことは、
「そういう気持ちになったら、赤ちゃんから逃げて(しばらくトイレとか別室に篭って)、落ち着いてから戻れば良い。」ということでした。
病院受診までの3週間はほんとうに地獄でした。。。。。
止めよう、もうこの気持ちになるのは辞めよう、もう嫌だ!!と思っても、
どんどんどんどん、この気持ちは湧いてくるんです。
そのたびに、自分を責めながら、赤ちゃんから逃げて、落ち着いたら戻るの繰り返しでした。
回復中のいまでは、このときに自分を責める必要なんて全く無かったな。と思っています。
昼間の救いは、コメディー系の漫画やテレビでした。
こんな犯罪者みたいな気持ちになる私でも、そのときも救いのようなものはありました。
笑えるような漫画やテレビにはほんとうに救われていました。
Huluを契約していたので、有吉の壁とか、マツコ・デラックスさんの番組をよく見ていましたね。
なにかに集中していると、その気分になることが減るんです。
回復中のいまなので言えますが、これはほんとうに大切なことでした。犯罪者的な思考でも、日常生活を送って良いんです。
3週間、テレビに笑いながら、
怖い気持ちになることもありながら、
泣くこともありながら、
ただただ、耐えるように過ごしました。
息子に、怖い感情を持つことがある。
それでも、息子は可愛いんです。
大好きなんです。
そして、この気持ちが、私をどんどん、強迫性障害の囚われに結びつけていくのですが、
その時期に、やっと、病院を受診することが出来ました。
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