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0歳の保育園ってかわいそうなの?保育士の立場で可哀想じゃないよ!って言いたい

Twitterでね、見ちゃったんですよ。❝0歳で保育園に預けるのは可哀想❞っていうツイート。


これについて、私も一応、保育園で働いたこともある(いま産休)保育士なので、


1人のとある保育士として、書いてみよう。って思ったので、書いてみます。



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0歳の保育園ってかわいそうなの?保育士の立場で可哀想じゃないよ!って言いたい

0歳で保育園に預けるのは、果たして可哀想なのか。


これ、私個人としては、



保育士としての私も、0歳の保育園は可哀想とは思えないし、



いま妊娠中の親としての私も、0歳の保育園は可哀想とは思えないんですよね。



ってことで、以下の視点で書いてみようと思います。




視点
・0歳で保育園はお子さんと保護者の方の権利

・保育園も0歳保育のための工夫はしてる

・3歳以下の保育園で発達低下のデータなし




では、書いてみます。




0歳で保育園はお子さんと保護者の方の権利


0歳で保育園に預けることは、そもそものお子さんと、保護者の方の権利です。



だから、保育園には0歳の保育園があるし、


そもそも保育士は、保育士になるときに、❝乳児保育❞という項目で0歳の保育について学習しています。😀



※1歳までの0歳のことを乳児と言います。




保護者の方が、お仕事や保育園に預ける理由のあるときに、


0歳の赤ちゃんを安全に、健康的に、発達環境的にも豊かに保育するのが、保育園と保育士の仕事です。




離乳食をあげたり、


積み木などのオモチャも揃ってるので、一緒に触ってみたり、


❝預かる❞じゃなく、0歳のお子さんを1人のヒトとして、保育するのが保育士です。



0歳で保育園に預けるのは、


お子さんにも、安全で文化的な環境を与えることができて、



保護者の方にも、お仕事や事情に合わせた生活への支援ができる、権利なんですね。☺☺





そもそも保育士の私自身、私は療育関係の保育士で保育園の入園年齢より高い子たちへの仕事をしてるので、



0歳のうちに子どもを保育園に預けて、別の療育施設で勤務する方向



なんですよね。


なので、保育士の私も、0歳で子どもを預けるという権利を使おうと思ってます。







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保育園も0歳保育のための工夫はしてる


保育園も保育園で、0歳の子どもたちを保育するための工夫をしてます。



たとえば、


3歳以上のクラスでは、

フルタイムの保育士に、2名程度のパート保育士で回していますが、



0、1、2歳のクラスでは、


フルタイムの保育士2名以上に、3人、5人など、複数名のパート保育士を付けるなどして、





子どもたちに、より、家庭的な保育ができるように、

子どもたちの普段の生活を尊重した保育ができるように、


保育士の人員を増やしています。





具体的に言うと、



保護者の方に、「夜に寝なくなるから、昼寝の時間を工夫してほしい。」と言われれば、その子の昼寝の時間をずらしてみたり、




保護者の方にきいた、今日のミルク量や最近の離乳食の具合をきいて、離乳食のあげ方を工夫してみたり、




1人1人の子どもたちに沿った、その子の特性にあった保育ができるように務めています。





※なので、ある意味、

入園前や時期時期に、保護者の方にご家庭での様子などをたくさん聞いてしまうこともあると思いますが、


御協力いただけると嬉しいです😀☺






3歳以下の保育園入園で発達低下のデータなし

これは私が発達心理学関係の履修を増やしていたので知っているのもあるんですが、


0歳を含む、3歳以下の子どもで、保育園に預けていたからといって発達低下、遅延が見られる。といった論文はありません。





もちろん、論文は、学生や、

保育士や児童関係で無い人でも、書いたらネットに公開できるので、


❝粗探しすれば❞そのような論文というか、意見を見つけることもできるかもしれませんが、



一般的に、大学で履修するような中身には、そのような論文、データは登場しません。







数十年前までは、❝3歳児神話❞と呼ばれる、3歳までは家庭で育てることが一般的に言われていた時代もありましたが、



いまの保育士は、❝3歳児神話❞を、保育界の歴史の1つ。として学んでいます。







0歳で保育園に預けることの意見。については、



もちろん、保護者の方が、❝ほんとうは1歳までは家庭で育てたいのに、育休が取れない❞

場合は、国や企業の努力が必要だと思います。




しかし、❝子どもを預けて、早く仕事復帰したい。❞

と願う保護者の方には、使うべき権利で、可哀想ではありません。






私は、1人の保育士として、

保育士としてお子さんをしっかりお預かりして、発達を支援する。ことを仕事にしていますが、



保護者の方は、保護者の方の社会のための仕事があり、

保護者の方の仕事のおかげで、私たち保育士の生活が支えられているのも事実なので、



もちつ、持たれつ、の関係だ。と思っています。