0歳の赤ちゃんへの家庭での療育⇒絵本の読み聞かせはおすすめ
0歳の赤ちゃんへの、家庭でできる療育を教えて欲しい。と聞かれたので、今回はそれについてを書いていきます。
さて、正直、難しいんですよね。
0歳、ですと、まだまだ未診断のことが多いですし、「心配してたけど、大丈夫だった」ということも、もちろん多いので。
けど、それを心配する親御さんに、「大丈夫ですよ。」って笑って言うだけ。
それは、
その不安な気持ちの解決に、寄り添っていることにならない、と私は思います。
専門家なら、もう少し、【様子見してほしい。】にしてもアドバイスも言えますよね。
なので、なにか、障害児保育を仕事としている私から、自宅でできることのおすすめを今回は書きます。
家で出来ることがあると、嬉しいですよね☺☺
- 0歳の赤ちゃんへの家庭での療育⇒絵本の読み聞かせはおすすめ
- 読み聞かせの頻度。赤ちゃんよりも母親の体調管理が大切です
- 0歳の赤ちゃんに読む、絵本の種類はボードブックがおすすめ。
- 赤ちゃんへの絵本の読み聞かせの姿勢
- 赤ちゃんが絵本の方向を見ない。よそ見する→普通です。
- 発達が遅い。気になる行動があるときに、知っておいて欲しいこと。
- 赤ちゃんがお座りできるようになったら、手の知育、視覚の知育をおもちゃでチャレンジしてみよう。
- 自閉症などの障害の診断、療育は2歳頃からが主流です。3歳からも普通。
0歳の赤ちゃんへの家庭での療育⇒絵本の読み聞かせはおすすめ
そもそも、0歳の赤ちゃんにとっては、全てのことが刺激的で、成長への知育になります。
なので、特別なことをする、というよりも、一緒にあそぶ。そういうことになります。
赤ちゃんがひとり遊びすることも(できない子もいますが、それも大丈夫です。)、感性の刺激になるので、いつも、何時も、一緒にあそぶ必要はないです。
その上で、加配(障害児担当)や、幼児の療育をみる保育士の私がおすすめしたいのは、絵本の読み聞かせです。
赤ちゃんは、生後1ヶ月のころに白と黒、赤が見えるようになり、
1歳以降に視力のだいたいは完成します。
絵本から得られる視覚への感覚刺激、読み聞かせによる聴覚刺激はもちろんですが、
愛着形成(愛着形成は0歳から1歳の時期がもっとも盛んです。)が行われ、
お母さんと子どもが、絵本を見る。この行動により、
共同注視(2者が同じ対象(3者)を見ること。生後9ヶ月ごろ。)のトレーニングになります。
「読み聞かせをすると、賢い子が育つよー。」とか、
世間では、なんとなーく、読み聞かせは良い。みたいなことは言われていますが、
療育目線で見た時も、気軽に、誰でも、いつでも始められるものだと、私も思います☺☺
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読み聞かせの頻度。赤ちゃんよりも母親の体調管理が大切です
さて、
「じゃあ、読み聞かせって、どのくらいしたら良いの?」って話ですが、
毎日する必要はないです。
まぁ、もちろん毎日されてる家庭もあるんですが☺☺。
ぶっちゃけ、育児してたら、そんな時間無いし( 'ч' )!
離乳食準備したりもあるし🤣❤️
私の場合は、赤ちゃんが生後3ヶ月のときは、3日に1回、1冊。
生後5ヶ月以降はサボる日もありつつ、毎日2冊くらいってところです☺☺
なによりも、
読み聞かせより大切なのは、お母さん自身の体調管理と休息です。
お母さんが健康で、忙しいなかでも少しずつ休んで、その家庭でのお母さんなりの、穏やかな家庭ができていることのほうが、赤ちゃんにも良いです☺☺
なので、「疲れてるけど、絵本読んであげよう。」よりも、
疲れてるなら、赤ちゃんにはYouTubeでも見せておいて、休憩してほしいと思います。
私もこんなかんじで、息子にYouTubeみてもらってる間に、お菓子食べたりして休憩しています☺☺
赤ちゃんって体力の塊なので、母親は休めるときに休みましょう。産後です🙌
0歳の赤ちゃんに読む、絵本の種類はボードブックがおすすめ。
絵本の種類はなんでもOKです😀
個人的には、お母さんが「これにしよう。」って思った本で良いと思います😀
癒し系の絵が好きなお母さんもいれば、ポップな絵が好きな方もいる。
家庭によって、いろんな絵本の違い、おもちゃの違いがある。そうやって、子どもは家庭に馴染みます。
なので、どれを選んでも正解です😀
私がもっている絵本は、
【にこにこ】
【ごあいさつあそび】
などなどです☺
このにこにこは、ボードブックという厚紙の絵本になっているので、赤ちゃんが舐めたり、ヨダレを垂らしても破れないのでおすすめ
にこにこは色のコントラストで赤ちゃんへの視覚刺激の知育になりますし、
ごあいさつあそびはしかけ絵本になっているので、赤ちゃんの手遊び要素が知育に繋がります🙌
赤ちゃんへの絵本の読み聞かせの姿勢
生後3ヶ月前後なら、赤ちゃんもほとんど仰向けで寝てるので、隣に寝転んで読むのが良いです。
生後3ヶ月前後の赤ちゃんは、無理に座らせるような体勢になる必要はないです。
まだ首が座ったばかりなので、危ないです。
生後6ヶ月以降なら、膝の上などに、座らせて読むのも良いです☺
生後半年以降からは、自分で絵本をめくる赤ちゃんも出てきます。私の赤ちゃんは生後10ヶ月からでした。
赤ちゃんの成長もほんとうにそれぞれですね。
赤ちゃんが自分で絵本をめくれるようになれば、赤ちゃんの手の力もつくので、赤ちゃんに自分で絵本を扱ってもらうのはおすすめです。
そのときは、厚紙のボードブック絵本が良いですね😀😀
赤ちゃんが絵本の方向を見ない。よそ見する→普通です。
絵本の読み聞かせをしていても、
0歳の赤ちゃんは、絵本を読んでても、よそ見したり、体の方向をかえてしまったりということはよくあります。
そのときは、絵本を続けて読むのもアリだし、
絵本を途中で読むのを辞めるのもアリです。☺
発達が遅い。気になる行動があるときに、知っておいて欲しいこと。
赤ちゃんの発達が遅い、気になる行動があるときに知っておいて欲しいことがあります。
まず、
障害児にみられる特別な行動は、定型児にも見られることは多いです。
なぜなら、自閉症などは、脳の構造が普通の人もちょっとややこしい。情報が整理されて行きにくい。という特徴があるので、
大差あるわけでなく、定型の発達パターンも辿りながら障害も持ち合わせるからです。
つぎに、
発達の遅れには、赤ちゃんの、性格、体重、性別にも左右されることです。
一般的に、女の子のほうが、2語文など、文章にしていくのが早いですし、
(性別の話がタブー視される時代にすいません。)
体重が軽く、かつ男の子のほうが、寝返り、歩行などの運動機能発達は早い傾向にあります。
体重の軽い男の子と、体重のある女の子で、寝返りの開始が4ヶ月違うことも普通に有り得ます。
なので、発達は、ゆっくりと見守って欲しい、と私は思います。
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赤ちゃんがお座りできるようになったら、手の知育、視覚の知育をおもちゃでチャレンジしてみよう。
赤ちゃんがお座りできるようになったら、できる遊びの幅が一気に広がりますね😀😀
もちろん、ハイハイやずり這い(私の赤ちゃんは生後9ヶ月でできるようになりました。)で全身を動かすのも良いです😀😀
私の赤ちゃんはひとり座りは生後10ヶ月でできるようになりました。
お座りができるようになったら、【こどもずかん】という色んなものが載ったボードブック絵本をパラパラめくるだけでも楽しいですし。
(指さしが1歳すぎにできるようになったときに、指さしで遊べる。)
ボックス系のおもちゃなどで、指先を鍛える知育はおすすめです。😀😀
自閉症などの障害の診断、療育は2歳頃からが主流です。3歳からも普通。
さて、自閉症、ADHD、LD(学習障害)と発達障害の種類はありますが、
そのなかでも診断が早い自閉症でも、診断時期は早くて1歳半です。
そして、そこから療育の施設に繋がるまで半年程度がかかります。
また、自閉症にも軽度の自閉症もよくあるので、3歳から療育がスタートになるケースも多いんですね。
なので、基本的には0歳の段階で発達障害が分かることはありません。
それは0歳から1歳が、ミルクを飲む、座る、立つ、歩くという、専門用語では粗大運動の取得時期であり、
発達障害はそれができるようになってから、それ以降の発達で特性がみられて診断するものだからなんですね。
というわけで、今回は、0歳の赤ちゃんに自宅でできる療育、知育についてを書きました😀😀